
こんにちは。
自分らしい人生を進むために
魅力や価値を伝え続けるカウンセラー
はくじひろです。
#1 親子関係から見えてくるもの
#2 咲子|「分かってくれる人」を求めた心理
#3 充|「居場所」から消えてしまう心理 (👈 今回はこちら)
#4 ふたりのルールと価値観
人気のドラマ「Tシャツが乾くまで」を観ました。
(*下記ネタバレあり)最初は話題のドラマということで観始めましたが、
最終回を含め、パートナー選びやパートナーシップ、
その価値観に親子関係が影響されている描写を垣間見ることができました。
脚本にはどのように構成されていたか分かりませんが、
主人公の「咲子」と「充」の心理とその成り立ちを考察してみようと思いたち、
綴っています。
勝手な私的な分析ですので、登場人物や脚本を評価するものではありません。
とある夫婦のパターンの一つと捉えてみてください。
(#1 親子関係から見えてくるもの から読む)
<充のこと>
充の幼少期は映像と共に言葉でも語られていました。
心理的ネグレクトと心理的虐待があったかもしれません。
重い荷物を持ちながら懸命に母の後を追う小さな男の子、
母は後ろを振り向きもしません。
食事は父と母、充、3人で食べているものの一切会話がありません。
怒りもせず、笑いかけもせず、何も関心が向けられていないと
子どもは自分の存在意義を失います。
ここにいていいのだろうか
大人になっても自分の居場所がわかりません。
例え心地よさを感じていても、
本当にここにいても大丈夫なのかと不安になった途端にそこは居場所ではなくなります。
失踪癖、人間関係リセット症が当てはまるでしょう。
ドラマの中では1年の失踪として描かれていますが、
そうしたいと思っている当事者は多いのではないでしょうか。
心理的虐待や心理的ネグレクトを受けた経験者は、
その場から逃げたい思いに駆られ人もいます。
でも、逃げてしまうと嫌われる、変なヤツだと思われたくない、
こんな葛藤を抱えながら耐えることを選択する場合もあります。
なので、失踪癖の行動がないからと言って心理的虐待が軽かった、なかったと思うのは安易です。
それから、その場からいなくなるという行為は、
注目を得たい、構って欲しいという思いも隠れているかもしれません。
だから充にとっては失踪して困らせてやりたいというような悪意はないんです。
ドラマの中でも、充は「いい人」として描かれています。
心配してくれるだろうか、きっと心配してくれてるよね、
そんな淡い期待と自分の存在価値を確かめたい思いも込められている場合もあります。
だから、1年後に戻ってきて離婚話が持ち上がった時も、
充は「別れたくない」と意志を持って言えたのだと思います。
この離婚話の時に、2人の親子関係のパターンが衝突します。
離婚を切り出した咲子が
「(充とは)話し合いにならない」と愚痴をこぼすシーンがあります。
そうです。充は話し合いができません。
なぜなら、母子のコミュニケーションが皆無だったんですから。
目の前で起きた理不尽な出来事に対して取る行動は
逃げる、またはじっと耐える(我慢する)の2つです。
恐らく、「嫌だ」の一点張りを通し咲子が根を上げるのを待ったのでしょう。
一方、咲子も話し合いをしたことがない人物です。
表向きは大人らしく「話し合い」をすることが正しいと分かってはいるはずですが、
かつての母子のコミュニケーションが影響します。
恐らく咲子は、理不尽な母の要求に対して反発をしたか、
あるいは心配性の母を説得で説き伏せた可能性があります。
母の一方通行なコミュニケーションの型を咲子も踏襲します。
二人とも方法は違うけれど、
相手の気持ちを聞き、自分の気持ちを伝え、
二人で答えを作る経験が少ないのではないでしょうか。
家族との「対話」を十分に経験してこなかったはずです。
そしてドラマでは、「(離婚は)嫌だ」という充に対して駄々をこねているのではと言い放ち、
充の言い分は聞かずに、
家族の形を取らずにもちょうどいい距離感でいることが二人のため(本当は咲子自身のため)だと
正しさで説得します。
でも、咲子の本心としては、また充がいなくなることの不安が大きいのです。
その裏には繋がりを求めたのに、また切られるという怖さ。
そして充は「嫌われたくない」という強い思いを吐露しますが、
咲子からの「嫌いにはならない」という言葉に安堵します。
そう、充は理不尽な状況でも受け入れる耐性があるので、
抵抗せずに離婚は嫌だという主張を瞬時に取り下げてしまいます。
2人が同じ境遇でありながら思いがすれ違ってしまうのには、
どちらも家族への「こうあるべき」に囚われているのかな、と感じずにはいられません。
#1 親子関係から見えてくるもの
#2 咲子|「分かってくれる人」を求めた心理
#3 充|「居場所」から消えてしまう心理(👈 今回はこちら)
#4 ふたりのルールと価値観
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はくじひろ
HAKUg|sHIRO
Xにて情報発信しています ▶️ @sHIRO_HAKUg
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【経歴】
アパレル勤務
IT関連企業にてWebディレクター・プロデューサー
制作会社にてフォトSTUDIOマネージャー/イベント制作・運営
(就職氷河期世代、転職6回)
【資格】
キャリアコンサルタント
産業カウンセラー
メンタルトレーナー
マスター・アートワークセラピスト
AAフリーダイビング1st取得フリーダイバー
40代で、やりたいことを追求する人生にシフトチェンジ。
ただ今フリーランスで心理相談師&アートカウンセラー。
「人生をクリエイトする」を体現中。

“ドラマの登場人物を心理分析|親子関係から見るパートナーシップ #3” への1件の返信
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