ドラマの登場人物を心理分析|親子関係から見るパートナーシップ #4

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こんにちは。

自分らしい人生を進むために
魅力や価値を伝え続けるカウンセラー
はくじひろです。

#1 親子関係から見えてくるもの
#2 咲子|「分かってくれる人」を求めた心理
#3 充|「居場所」から消えてしまう心理
#4 ふたりのルールと価値観
(👈 今回はこちら)

人気のドラマ「Tシャツが乾くまで」を観ました。
(*下記ネタバレあり)

最初は話題のドラマということで観始めましたが、
最終回を含め、パートナー選びやパートナーシップ、
その価値観に親子関係が影響されている描写を垣間見ることができました。

脚本にはどのように構成されていたか分かりませんが、
主人公の「咲子」と「充」の心理とその成り立ちを考察してみようと思いたち、
綴っています。

勝手な私的な分析ですので、登場人物や脚本を評価するものではありません。
とある夫婦のパターンの一つと捉えてみてください。
(#1 親子関係から見えてくるもの から読む)

<普通と違う2人の価値観>

ドラマでは、二人が自分たちの作ったルールに共感して、
同じような価値観を持っている部分があったのですが、
考察が過ぎるワタクシには、ある種のメタファーを感じる部分が2箇所ありました。


まずは、赤信号
それから、言わないことは言わなくていい(でも嘘はだめ)

私たち気が合うね、くらいのノリで描かれていましたが、心理的な解釈ができます。



車が走っていない夜中の交差点で、
周囲の人たちが赤信号でも横断歩道を渡っているのに対し、
2人は示しあわせもせずに止まります。

価値観が一緒と思ったのでしょう、でも、これには理由があります。

世の中のルールや規範は必ず守らなければならない

こんなルールを自分の中に持っている可能性が高そうです。

もちろん赤信号で止まること自体に心理的な問題があるわけではありません。

注目したいのは、
二人が「ルールを守ること」に同じ安心を感じているように描かれているところです。
これには、ルールを頑なに守ろう、正しいことをしようとする意志も感じられます。



社会ルールや規範は、最初に親から学びます。
充は、社会のルールや規範を親ではなく本やメディアから学んだはずです。

咲子は、それ以上に親のルールが厳しかったのでしょう。
同じく親からは正しさを学べず、やはり本やメディアあるいは仲間と接する中で身につけたかもしれません。

例えば、親子のコミュニケーションが取れていれば

「お母さん(お父さん)と一緒ならいいけど、一人の時は赤信号で止まって」
「絶対に左右を見てね(見なさいよ!見なければだめよ!見たならばOK)」
「迷惑かけてないから、これくらい大丈夫」

などの融通さや遊びの部分も取り入れられるのですが、心理的ネグレクトの当事者は自分で学ばなければ取り残されてしまうので、ルールを守ろうとすることが日常化されてしまいます。


だから自分たちでルールを作って守ることに心地よさも感じます。

さらに、
言わないことは言わなくていい(でも嘘はだめ)

このルールは自分の秘密を守るために好都合ではあったのですが、
心理的ネグレクトの当事者は、本音を言わずに相手に合わせようとします。
好きな相手に対して、嫌われそうだと感じる本音を言わなくて済むならば楽なんです。
(*ここでの「嫌われる」かもしれない、は思い込みの一つです。つまり嫌われる事実も保証もないんです)

健全な関係での解釈は、
言いたくないことは言わない、でも言いたいことをは言わせてもらう

ですが、心理的ネグレクト当事者は
言いたくないことは言わない、だから言いたいことがあっても嫌われないように隠す
と捉えて、良いことしか言わなくなります。

「好きな人フィルター(惚気)」がかかり過ぎていたのはその互いのルールが強かったのでしょう。



そう思うと、園田家でも強烈な母親が登場していましたが、
嫌味を言いながらも孫の面倒をみたり、やはり愚痴りながらも実家に幼い息子を預け、
いざという時には妹に頼る。
心理的には、面倒くさいとか素直になれずに嫌味を言って虚勢をはっている感じですが、
いるよね、こういう家族という形が描かれていました。
(実際に分析したら色々出てくるかもしれませんが、深めるほどの描写が少ないので割愛)



ドラマとしては、
多様な家族の形、それぞれのパートナーシップが描かれて終わりを迎えたような感じられたのですが、
親子関係を見ていると、


家族を失った人たち(園田夫婦、本屋の店主)ほど繋がりを大切にして

家族がいる人たち(咲子と充)が繋がりをリセットしてしまう

そんなコントラストが見えました。
(梓はイマジナリーで登場、本屋の店主は娘と生き別れの描写がありました)


家族とはなにか。
パートナーシップってなにか。
一緒に住むことなのか。
離れずにいることなのか。

そんなことまで考えさせられた最終回でした。

ドラマを観た方、どんな思いを持ちましたか。

#1 親子関係から見えてくるもの
#2 咲子|「分かってくれる人」を求めた心理
#3 充|「居場所」から消えてしまう心理
#4 ふたりのルールと価値観 (👈 今回はこちら)

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はくじひろ
HAKUg|sHIRO

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【経歴】
アパレル勤務
IT関連企業にてWebディレクター・プロデューサー
制作会社にてフォトSTUDIOマネージャー/イベント制作・運営
(就職氷河期世代、転職6回)

【資格】
キャリアコンサルタント
産業カウンセラー
メンタルトレーナー
マスター・アートワークセラピスト
AAフリーダイビング1st取得フリーダイバー

40代で、やりたいことを追求する人生にシフトチェンジ。
ただ今フリーランスで心理相談師&アートカウンセラー。
「人生をクリエイトする」を体現中。