【ご相談】理想が高いのは満たされない思いがあるから|ひとりの人を愛したい

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こんにちは。

自分らしい人生を進むために
魅力や価値を伝え続けるカウンセラー
はくじひろです。

ココロノマルシェのご相談に回答いたしました。

*ココロノマルシェとは、根本裕幸氏「お弟子さん制度」を卒業したカウンセラーが、皆様のお悩みにお答えするサイトです。どなたでも無料でご利用いただけます。

まうすさんからのご相談です。(相談文はこちら

1人の人を愛すには

自分は惚れっぽくて浮気性もあると思います。
お付き合いしている女性がいるにも関わらず、他の女性を無意識に目で追ったり気になってしまいます。
理想が高く、今までお付き合いしてきた女性に対して勝手に幻滅したりして、でもそれをはっきり言えず自分の感情を抑えながらお付き合いをしてきました。
本当にこの人で良いのか?この人とこの先もやっていけるだろうか?他の女性も興味があるのか?パートナーがいる状態でこんなことを毎日のように考えてしまいます。
パートナーにも遠回しに上記のことを伝えたところ、異常だと言われました。
恐らく、自分の心が満たされておらずその不足感を相手に求め、求められたものが得られなかった時勝手に冷めてしまうのかなと感じています。なので、まずは誰ともお付き合いをせずに、自分の心の問題を解消し満たすことが優先と感じていますが、いかがでしょうか。

タイトルから「1人の人を愛すには」どうしたらいいか
というご相談ですね。

これが心のベースのだと、まうすさんの真剣な気持ちが感じられます。
愛する人のために、自分の行動や心を変えたい、そんな思いもあるからこそ

>まずは誰ともお付き合いをせずに、自分の心の問題を解消し満たすことが優先と感じています

そう、こんな風に思うのも無理ありません。
確かに自分と向き合い問題を解消することは最優先ですが、
誰とも付き合わない、とご自身を縛らずとも大丈夫ですよ

では、どのように向き合えば良いのでしょうか、
ということを2つの視点からお伝えします。


その前に・・・

>自分は惚れっぽくて浮気性もあると思います。


惚れっぽいおいうのは、悪いことではありません。
誰かに惹かれること、素敵だと思うのは自由です。

それに、その分、人との交流やお付き合いもあるのではないでしょうか。

ただ、1人に定まらずに短期間で繋がりが切れてしまうとかで、
「浮気」になると自分にもパートナーにもそして相手にもネガティブなイメージが残ってしまいます。


責任感が強ければ

また人を傷つけてしまった
決められない自分が悪い
衝動を抑えられなかった

など、自分を責めてしまいます。

まうすさんの文章からも、責任感の強さと合わせて罪悪感や相手を思う気持ちがあるんだと感じます。

「一人で頑張らなくていい」パートナーと築く学びの場


パートナシップとは1対1の関係性なので、
その課題と向き合うには人との繋がりが必要です。
なので、1人で解消するには限界があるんですね。

「誰とも付き合わず」と条件を付けなくても大丈夫です。
ここからは自分と向き合うこと、
それからパートナーの存在ありきで向き合うことの2つについてお伝えします。

満たされなさの正体を探る


まずは付き合いながら自分と向き合うを決めてみてください。

>自分の心の問題を解消し満たすことが優先と感じています

ご相談文からも的確にご自身を捉えてますね。

>恐らく、自分の心が満たされておらずその不足感を相手に求め、求められたものが得られなかった時勝手に冷めてしまうのかなと感じています

こうして欲しいという要望が叶えられない

その叶えられない状態がずっと続くと我慢になってしまうので、
耐え切れずに終わってしまう、離れてしまうことに繋がります。

満たされていないものをもう少し特定してみてはどうでしょうか。
この時に大事ななのは自分軸です。

>本当にこの人で良いのか?この人とこの先もやっていけるだろうか?他の女性も興味があるのか?


「この人」「他の女性」について考えてしまうと、想像や予測になってしまいます。
ここは自分の思いや気持ちに集中してみてください。
例えば

・理想が高い
→相手にはどんな理想を持っていますか
→どんなところに幻滅したことがありますか
→相手に言えないのにはどんな思いがありますか
→どんな感情を抑えたのでしょうか

また、今までお付き合いした方との付き合い方、別れ方を
ノートに書き出すとパターンが見えてくることがあります。
満たされないものが何かが見えてくることがあります。

そして、満たされないものが特定できたならば、

・それが満たされたことはあったのか?
・満たされたのならばいつか?
・満たされないと最初に感じたのはいつか?

という自問をしてみてください。

ここまで来ると、パートナーを誰に置き換えているのか(「投影」といいいます)という新たな課題が出てくるかもしれません。

自分の課題や問題と向き合う時には、
今をベースに過去を振り返る作業をすることになるので、
もし、一人で向き合うには大変だとか、辛いと感じるならばカウンセラーや友人や知人を頼ってください。

ここまでは一人で向き合うことなのですが、
一人では同じ思考がぐるぐるとしてしまったり、
辛くて思い出すことを避けてしまって自問が進まない時があります。
そのような場合があるので、「誰か」と一緒に取り組むことも大切です。
その「誰」かがパートナーであってももちろんOKです

優しさに触れて、離れるのではなく近づいてみる


さて、そうするとパートナーシップの課題をその本人とは取り組めないと思うこともあるはずです。

向き合ってくれないパートナーだから苦しんだ、と思うこともあるかもしれません。
そんな弱い姿、未熟な自分を見せたくないと思うことだってあります。

ここでの向き合うとは、
パートナーと直接対決したり、話し合いをすることではないんです。

目の前にいるパートナーに対して、
どんな思いやどんな感情が湧いてくるのかを自分自身で捉えるようにしてみてください。

どんな言動に対してどんな気持ちになるのか

相手が変わったとしても、同じ気持ち、同じような感覚を得ているならば、
それはまうすさんが持っているパターンになります。

まうすさんがどんな方なのかは、文章から理解するのは難しいので想像になってしまうのですが、例えとして「幻滅」することを深堀りしたならば、

幻滅、落胆、諦めなどの気持ちを、常に感じ続けているんだと思うんです。
そのさらに奥には、
「分かってくれない」(悔しさ)や「こんなことも無理なのか」(見下し)などの思いが隠れているかもしれません。

これ以上、幻滅したくない、その奥の思いを感じたくなければ、
パートナーから離れるという選択をすることになります。


悔しさは、負けを認めなくない、
見下しは、こんな風に思っている自分はダメだ、

というように、さらに深い思いがあるのです。

感じたくない思いから離れたい、自分は傷つきたくないと思えば、
それは自己防衛にもなります。

自己防衛が働くと、奥の思いが発動する前、「悔しさ」「見下し」に繋がる「幻滅」を感じた瞬間に「離れよう」という選択をしてしまうんですね。

そして、自己防衛している時は、パートナーの本当の姿を見ることが出来ません。

もし、まうすさんが葛藤しながら自分と向き合っている間でも、
優しく何度も語りかけてくれる人、
文句をいいながらも側にいてくれる人がいるならば、
お付き合いしながら自分と向き合ってみてください。

自分を何から守ろうとしているのか、それが分かるようになると
パートナーの本来の姿を見れるようになりますよ。

それでも罪悪感や自責が募るなら、カウンセリングを受けたり、友人や知人に話をするなどで取り組んでみてくださいね。

<1人の人を愛するためのセルフワーク|問いかけリスト>

1)パートナーシップは繋がりで築かれる
・今までの恋愛で「一緒に成長できた」と感じた経験はありますか?
・どんなときに「1人で頑張らなきゃ」と思ってしまいますか?

2)自分と向き合う
・相手に「こうしてほしい」と思うことを、言えずに我慢していたことは?
・恋愛が冷めてしまう瞬間、自分の中で何が起きていたと思いますか?
・自分の「理想の関係」はどんな形ですか?

3)過去と向き合う
・相手のどんな言動に「幻滅」したと感じますか?
・そのとき、どんな感情が湧いていましたか?(悲しみ?怒り?諦め?)
・「わかってもらえなかった」という経験は、過去の誰との関係で似たことがありましたか?

最後に


これまでの経験を通して感じてきたこと、抱えてきた思いには、
確かに意味があります。

大切なのは、
自分の感情や反応の奥にある「本当の気持ち」に気づいていくこと。

恋をすることは、ただ誰かを愛するだけでなく、
自分を深く知っていくプロセスでもあります。

もし誰かと一緒に進みながら、そのプロセスを味わえたなら――
きっとあなたの中にある「愛する力」は、
もっと自由で、もっとあたたかなものとして広がっていきますよ。

お読みくださりありがとうございます。
ご参考くださったら嬉しいです。

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はくじひろ
HAKUg|sHIRO

Xにて情報発信しています ▶️ @sHIRO_HAKUg
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【経歴】
アパレル勤務
IT関連企業にてWebディレクター・プロデューサー
制作会社にてフォトSTUDIOマネージャー/イベント制作・運営
(就職氷河期世代、転職6回)

【資格】
産業カウンセラー
メンタルトレーナー
マスター・アートワークセラピスト
AAフリーダイビング1st取得フリーダイバー

40代で、やりたいことを追求する人生にシフトチェンジ。
ただ今フリーランスで心理相談師&アートカウンセラー。
「人生をクリエイトする」を体現中。