
こんにちは。
自分らしい人生を進むために
魅力や価値を伝え続けるカウンセラー
はくじひろです。
ココロノマルシェのご相談に回答いたしました。
*ココロノマルシェとは、根本裕幸氏「お弟子さん制度」を卒業したカウンセラーが、皆様のお悩みにお答えするサイトです。どなたでも無料でご利用いただけます。
ほしさんからのご相談です。(相談文はこちら)
異動希望を出すか
アラサー独身女です。
異動について悩んでいます。
現在の部署に異動してからワークライフバランスは取れるようになりましたが、自分の性格が悪くなった気がします。
中の人たちとの関係は問題ないのですが、他の外の関連部署の人との折り合いがつけられません。ミスしてるから直すように言っても「これは自分たちにとってはミスじゃない」と言ってきたり、やりたい放題です。苦情も多いです。
私はできないくせに言い訳の多い人や上昇志向のない人に合わせることが苦手で、そういう人とやりとりするたびに職場で愚痴を吐いています。今の部署はほぼ残業がなく時間的余裕があるので、自分が行きたいと思っている部署の人に声かけて違うプロジェクトにも参加しています。でも、そこでも私の企画を邪魔しようとする人がいます。
話変わって、今月から結婚相談所に入って婚活を本格的に再開しました。春にもマッチングアプリで婚活してましたが、疑うことに疲れて休んでました。これまで相談所に入ることは躊躇ってましたが、自分のようにせっかちで効率及び合理性を求める性格には相談所が合っているだろうし、自分と合う人も多いのではと思い、納得して入会を決めました。
婚活がスタートしたら土日はほぼお見合いになります。
自分が行きたいと思っている部署に異動したら土日も時々仕事しなければならないかもしれません。
結婚したら今みたいに自由な時間が減るから今の暇な部署にい続けた方が自分のためになるかな、新生活と新しい仕事を両立できるのだろうか、でも今の部署の悪口を旦那さんに言ってしまうかもしれないな等と色々考えてしまいます。
今の状況だと異動しようと思えばできそうですが、自分の希望外のところに異動になるリスクもあります。
そうしたらめちゃくちゃ残業する羽目になるかもしれません。
私は異動した方がいいのでしょうか?私はどうしたらいいですか?
婚活・異動・将来の生活。
どれも大切だからこそ、優先順位がつけられない。
実はこれは「心のエネルギーが分散している状態」なんです。
ライフワークバランスを整えながら、
婚活をスタートさせようと思うと現状の仕事とどう向き合ったらいいのか?
婚活と仕事、今の仕事と希望の仕事、結婚後と仕事、考える範囲が広くなると
「今、何をどうしたらいいのか」分からなくなりますよね。
こんな時、頭の中では過去も現在も未来も、
同じ純度で考えてしまっていて
「決められない」状態になっていると思うんです。
もし、優先順位を決められて、コミットができたらすぐにでも動き出せそうですよね。
それから、迷う時ほど、感情も動いているので心の整理もできるといいかもしれません。
順を追ってお伝えしてみますね。
予測できない未来を受け入れることが、最初の決断になる
これから婚活が本格的にスタートしそうですね。
人生の要みたいなところもあるので、しっかりと時間を確保したいですよね。
中途半端にしたくないとか、アプリの時のように人当たりしたり人疲れで嫌な思いをしたくないって思うのではないでしょうか。
ほしさんがご自身のことを伝えてくれてますが、
>せっかちで効率及び合理性を求める性格
効率的で合理性を重視ってことであれば、
「不確実性」の要素で出来事や物事を見分けてはどうでしょうか。
何かを決めようとする時にメリットやデメリットを考えることがあるんですが、
そこに「不確実性」って視点を入れてみます。
「不確実性」とは
“コントロールできないことを前提に考える視点”のこと。
不確実さを許容できると、決断へのプレッシャーが軽くなります。
「不確実性」って、曖昧で予測できないことを指すんですが、合理性とは反対なんですね。
例えば確実(性が高い)なことは、
>ワークライフバランスは取れる
>苦情も多い
>今の部署はほぼ残業がなく時間的余裕がある
>私の企画を邪魔しようとする人がいます。
>結婚相談所に入って婚活を本格的に再開
不確実性は
>自分と合う人も多いのではと思い
>土日はほぼお見合い
>土日も時々仕事しなければならないかもしれません。
>新生活と新しい仕事を両立できるのだろうか
>悪口を旦那さんに言ってしまうかもしれない
>残業する羽目になるかも
きっとこんな感じですね。
ここで「不確実」なことが起きた時、または起きなかった時にどのくらい受け入れられるのかが見極めポイントかな、と思います。
例えば、
土日がほぼお見合いだとして、何ヶ月続けられるのか
結婚後、土日が時々仕事かもしれないのだけど、旦那さん候補の方も同じ条件なのか
生活と仕事を両立できないことを夫婦で受け入れられるのか
愚痴を聞いてくれる旦那さんなのか
と、結婚後のことは相手次第になってしまうんですね。
不安を「確実」と「不確実」に仕分けて、現実的な一歩を見つける
今ある不安要素を「不確実性」「確実性」で分けた後は、
ほしさん自身が自分で決められること、そうでないことを分けてみてください。
ほしさんが合理的な方であれば、いっそのことポストイットに書き出して分類するくらいでも良いかもしれません。
婚活も、計画的にスピーディーにと思えば、効率的に進めて行けますよね。
「未来を起点に考える」ことで、迷いが整う
さて、物事をどんなに合理的に進めても、合理化できないのは人の心の方です。
合理化できるのに、感情に左右されて踏ん切りがつかないってことはよくあります。
>他の外の関連部署の人との折り合いがつけられません
>言い訳の多い人や上昇志向のない人に合わせることが苦手
周囲に苦手な人がいればイライラしてしまうし、
その不満を引き摺ってしまうと婚活に集中できなくなるし、
人不信にも陥ってしまいますよね。
これも不確実性の高いことなんですが、
ほしさんが「自分軸」をしっかりと確立できたならば、
周囲に惑わされることもないんです。
ここでは、最優先が何かを把握しておくといいかもしれません。
婚活か、仕事か。
お付き合いが始まれば、彼氏か仕事か、はたまた家族(親兄弟など)と項目も増えますね。
本当に自分にあったパートナーを見つけることに集中できたら、そしてそんな伴侶が見つかったらば、今の職場で本当にいいのかどうかも考えるステージに上がってくるかもしれません。
そう、未来のことは全て不確実性が高いことばかりなんです。
なので、決められません。
でも、決めるための方法はあるんです。
ここは、「普段、どんな風にお仕事を進めてますか?」ってカウンセリングでは聞いてみたいところなんですね。
きっと今のお仕事、長くやっていて経験もあると思うんです。
社内の事情なども分かってると、何かプランを立てる時に「過去を起点に今を考える」ことがメインだったりしないでしょうか。
誰がどんな性格でどう動くかとか部署ごとの特性も分かってるので、
予測ができて効率よく進められますよね。
今を決めるための材料が過去にたくさんあるんですね。
一方婚活は、「未来を起点に今を考える」ことがメインです。
どんな人と出会うかは分かりませんし、合うかどうかも未知数です。
過去を起点にすると何も決められません。
そんな時には、まずビジョンを描くことです。
ほしさんは5年後どうなっていたいですか?と、
ほしさんが望む未来(ビジョン)を描いてから今できることを進めてみると良さそうですよ。
どんな人とどんな生活を送って、どんな仕事をしているか
これも理想でOKです。
まずはビジョンを描いてみてください。これがまずは「決めること」です。
この時も「自分軸」で考えてみてくださいね。
「もし旦那さんが〇〇なら、仕事を辞める」
「もし旦那さんが〇〇って言うなら、引っ越す」
と基準が旦那(彼)さんになってしまう時は、他人軸ですからね。
そうすると、異動はいつしたらいいのか、も見えてくるはずです。
もちろん、ビジョンは途中で修正可能です。
もし、ビジョンが立てられない時にはお話ししてしまった方が早いかもしれませんよ。
<未来を起点に考えるための3つの問い>
・5年後(10年後)、どんな朝を迎えていたいですか?
・その時、誰とどんな時間を過ごしていますか?
・その未来の自分が、今のあなたに伝えたいことはなんでしょうか?
最後に
異動も仕事も婚活も、どちらも「人生の変化」を受け入れるプロセスです。
どちらを選んでも間違いではなく、今の自分に合うペースを見つけることが一番大切。
不確実な未来を恐れず、
「私はこう生きたい」と思える道を少しずつ形にしてください。
お読みくださりありがとうございます。
ご参考くださったら嬉しいです。
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はくじひろ
HAKUg|sHIRO
Xにて情報発信しています ▶️ @sHIRO_HAKUg
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【経歴】
アパレル勤務
IT関連企業にてWebディレクター・プロデューサー
制作会社にてフォトSTUDIOマネージャー/イベント制作・運営
(就職氷河期世代、転職6回)
【資格】
産業カウンセラー
メンタルトレーナー
マスター・アートワークセラピスト
AAフリーダイビング1st取得フリーダイバー
40代で、やりたいことを追求する人生にシフトチェンジ。
ただ今フリーランスで心理相談師&アートカウンセラー。
「人生をクリエイトする」を体現中。
