
自分らしい人生をクリエイトするために
魅力や価値を伝え続ける相談師
はくじひろです。
こちら「サイアクを想定して安心する人が、恋愛でつまづく理由」の続きです
サイアクを想定して安心する人が、恋愛でつまづく理由
パートナーとの関係において、
「安心したい」という気持ちから、つい相手の言動をコントロールしようとしたり、
「好きならこうしてくれるはず」と、自分の基準を当てはめたくなったり。
でもそれって、相手を信頼できていないから――ではなく、
「信頼の土台」がまだ心の中に育ってないだけかもしれません。
今回は、愛情のすれ違い「ズレ」が起こる背景と、
そこから抜け出すためにできることをお伝えします。
「ズレ」とは愛情のすれ違いです。
この「ズレ」が生じるのも2通りあります。
嫌われることに過剰になりすぎると、
相手の気持ちや行動を疑い、常に監視したり、束縛しようとします。
嫌われていない証拠探しを始めます。
決して嫌うつもりのない相手は「窮屈」と感じ
「何も悪いことなんてしてないのに何だかいつも疑われていて嫌だ」
「俺・私のことを信じてくれないなんて、そんなに信用ないのかな」
と思うようになってしまい、挙句本当に離れていくかもしれません。
監視はしなくても、いつも「好き」という証拠を見せてもらわなければ安心できないこともあるでしょう。
「いつも連絡して欲しい」
「好きなら〇〇して欲しい」
「好きなら〇〇して当然」
などと自分の基準を相手に当てはめてしまいます。
書いていて耳が痛い(胸が痛い)ーーはくじ 心の声
どれもこれも自分が安心感を得るために、
パートナーや恋人の安心できる行動を求めているわけなのですが、
求められている相手はその求めに応えられません。
なぜなら、相手には相手の愛し方があるわけだし、そもそも安心感のベースが違うのだから。
さてこの「ズレ」の解決方法は至ってシンプルです。
「相手を信頼しましょう」
そうすると、即座に「信頼なんてできない(だって自信がないから)」
と言いたくなってしまうこともあるのですが、
それには自己肯定感や自己承認、自己受容を自分の中に育てていくことが、
まずは最初のステップです。
「信頼」することができると、「ズレ」の解消も早いでしょう。
もし、それでも自分は自信なんて持てない、
何をしても無理だと思うならば、
幼少期の親への思いや行動を振り返ってみてください。
小さい時に自分の側から離れないように、
常にお母さんにしがみついていませんでしたか?
一人になるのが怖くていつもお母さんを追いかけていませんでしたか?
怖がっている小さな自分に、「大丈夫、いつもここにいるから」と声をかけてくれて、
本当に側にいてくれていたら恐怖心は薄れていくでしょう。
でも、何かの都合で親がいつも一緒にいられなかったり、
声をかけられていたのに望み通りの言葉ではなかったとしたら、
恐怖はそのまま心に残ってしまいます。
もし、そんな経験をしたことがあるなら、
もう一度その頃に戻って今度は大人になった今の目線でその状況を観察してみましょう。
仕方なかったことがあるかもしれません。
見逃していたことがあるかもしれません。
そうやって少し見方が変わると、子供の頃に抱えていた恐怖心も少し緩められます。
それでもまだまだ恐怖心がこびり付いていると感じるなら、
もしかしたら親の身勝手な都合で嫌な思いをしたこともあるでしょう。
大人の目線で振り返っても理不尽だと感じることもあるかもしれません。
そしたら、自分はどう扱われるべきだったのかを考えてみましょう。
そういうことを振り返ってみると、
かつて親に求めて得られなかった感情や思いをパートナーや恋人に求めてしまっていることに気づけます。
あの頃に得られなかった感情や思いを取り戻そうとしてしまうんです。
ただ、頭では理解できるけど、
パートナーを目の前にすると頭よりも先に心が反応してしまいます。
湧き出る思いが態度や言葉で瞬時に出ちゃうんです。
もしそうならば、その心境をちゃんと言葉にしてみると良いですよ。
「頭で理解する」というのは、自分の心境と行動を言葉で誰かに伝えられた時ですから。
言葉にして初めて、自分の思いや周囲の状況を理解することができます。
恋人やパートナーに求めていた「安心感」。
それはもしかしたら、子どもの頃に自分が欲しかった思いや言葉の延長だったのかもしれません。
大人になった今、もう一度あの頃の自分に寄り添ってみると、
過去の傷が少しやわらいで、心にスペースができていく感覚を感じることができます。
そのスペースが広がるほど、
相手を信じることも、自分を認めることも、きっと少しずつできるようになります。
もし、そのプロセスを進める時には、
遠慮なくセッションを使ってくださいね。
あなたの心の歩みに、ちゃんと寄り添います。
お読みいただきありがとうございました。
はくじ ひろ
HAKUg|sHIRO

“「安心感を得るのための行動」が愛のズレを生む構造” への1件の返信
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