
こんにちは。
自分らしい人生を進むために
魅力や価値を伝え続けるカウンセラー
はくじひろです。
ココロノマルシェのご相談に回答いたしました。
*ココロノマルシェとは、根本裕幸氏「お弟子さん制度」を卒業したカウンセラーが、皆様のお悩みにお答えするサイトです。どなたでも無料でご利用いただけます。
ミサトさんからのご相談です。(相談文はこちら)
夫を信じることができません
結婚12年目、専業主婦です。夫は付き合っている頃から浮気をしていて、私も浮気相手から彼女になり、夫を離したくない一心で嘘をついて妊娠、結婚(後に私の妊娠の件は夫に話しました)に至りました。夫は結婚したあとも浮気や不倫を繰り返し…去年は不倫発覚2回目でした。1回目の不倫は口論はあっても元に戻れました…でも今回の不倫は不安が毎日あり、ストレスも溜まり、爆発して関係が悪くなるの繰り返しです。
根本先生のメルマガを読み、他人軸になっていると気づきましたが前に進めません。
私は見捨てられ不安が強すぎて、夫に依存しています。どうすればいいのか分かりません。
両親の影響だと推測していますがどうなのでしょうか。
父親は自分勝手で子どもに興味がない人でした。家族からも嫌がられていて、休みはいつも家にいない状態でした。
母親は過干渉で、プライドが高く、自分の意見を押し付ける人でした。私は母親の顔色を伺いながら生きてきたので、人間関係は苦手です。そんな母親ですが、仕事も子育ても手を抜かない責任感のある人でした。
夫は今は浮気していない気がしますが、信じきれません。自由にさせてあげたいのに不安になり疑い、夫が気遣ってくれて、プレゼントや食事をおごってくれても不安になり疑い、このままじゃ自分も夫も破綻しそうです。
信じたいのに疑ってしまう。
そんな自分を責めてしまうこともあるかもしれません。
でも、その奥には“信じたい”という純粋な願いが残っているはずです。
旦那さん(パートナー)のことを信じることができない時は、
相手への疑いと不安で心がいっぱいいっぱいになってしまいますよね。
信じることができない、
その心の裏には「信じてあげたい」「信じたい」
という希望を見ているんじゃないかなと思うんです。
>どうすればいいのか分かりません。
心の裏にある希望の方に注目して、
今何をしたらいいか、できそうなことをお伝えしようと思います。
子どもの頃の関係が、いまの信頼の形をつくる
ミサトさん、自分自身と向き合ったり、
メルマガなどで心の状態を把握しようと努力しているんですね。
他人軸(夫軸)になっているところまで気づけているのもさすがです。
>両親の影響だと推測していますがどうなのでしょうか。
>父親は自分勝手で子どもに興味がない人でした。家族からも嫌がられていて、休みはいつも家にいない状態でした。
これも目の付け所が鋭いです。
推測はおおよそ当たっていますね。
次の一文、主語などをそれぞれ変えてみてください
>夫(父親)は自分勝手で私(子ども)に興味がない人でした。私(家族)からも信頼されなく(嫌がられてい)て、休みはいつも家にいない状態でした。
これは心理学で「投影」と呼ばれるワークの一部です。
主語を変えて書くことで、心の奥にある「似ている構造」に気づけるんです。
どうでしょうか??
子供の時の状況と今の状況は似てますか?
旦那さんとお父さんの状況は似てますか?
「父と夫は違う」と思うならば、その気持ちこそ癒しの入り口
いやいや、
旦那と父は性格も顔も似てないし、
している仕事も違うから、
全然関係ない。
父ではなくて旦那をどうにかしたいです。
っていう気持ちも出てくるかもしれません。
ただ、子供の頃の親子の関係性のパターンは、大人になってからも引き継がれます。
そんな言葉を聞くと、
父は浮気なんてしてない、父と真逆の人を選んだはずなのに、と感じることもあります。
関係性のパターンは、思考でどうにかできるものではなく心のクセなんです。
その心のクセを変えるためには思考を使う必要があります。
面倒なところですが、もう少し掘り下げてみますね
“心のクセ”を見直すことで関係は自然に変わる
まず、旦那さんとの関係性をよくするには、
旦那さんへの捉え方、見方を変えるといいんです。
でも、それをすぐに変えるのは難しいですよね。
浮気ばかりして不倫を繰り返す人、
自分を不安にさせる人、
信じられない人、
目の前の人の言動全てが気になってしまうので、意識は他人軸です。
他人軸の時には、捉え方、見方を変えるのは少々大変です。
なので、自分に意識を向けた方が遠回りなようで近道なんです。
その関係性に影響を与えてるのが自分自身の「心のクセ」です。
「心のクセ」が出来上がったのは、一番身近な異性であるお父さんとの関係性の中ですね。
なので、お父さんとの関係性を見直すことで、お父さんに対する捉え方が変わって行きます。
身近な存在だった父(男性)との関係性を振り返ることの中に、
今の関係性を良くするためのヒントがあります。
信頼の鍵は「父への思い出し作業」
では、何をしたらいいかを具体的にしてみますね。
「お父さんとの関係を整理するワーク」として、子供の頃を振り返りながらノートに書き出してみてください。
・(家族から嫌われている)お父さんのことどう思ってましたか?
・お父さんに対して何かしてあげたいことありましたか?
・お父さんにどうして欲しかったですか?
・どこか好きなところありますか?
もしカウンセリングにきていただけたら、
これらの質問の返答によってもう少しお父さんとの関係を探っていくことになります。
今は、まずは自問のところまでやってみてください。
子供の頃には気づけなかったお父さんからの愛情を見つけられるようになると、
ミサトさんが本当は欲しかった愛情と、
ミサトさんがお父さんに向けていた愛情が見えてくるんです。
と言うのも
>自由にさせてあげたいのに不安になり疑い、夫が気遣ってくれて、プレゼントや食事をおごってくれても不安になり疑い
「自由にさせてあげたい」って愛情ですよね。
でもできないミサトさんが自分自身にもどかしさを感じてはいないでしょうか。
「夫が気遣ってくれて、プレゼントや食事をおごってくれて」
ここも、旦那さんからの愛情があるのに素直に受け取れてないってことなんだと思うんです。
(浮気の事実を考えたら、素直になんてなれませんよね)
そういう時、旦那さんとどうするかよりも、
お父さんとはどうだったかを振り返ってみてください
・本当はお父さんにしてあげたかったことありますか?
・言いたいけど我慢したことありましたか?
・お父さんからの愛情を突っぱねてしまったことありましたか?
>休みはいつも家にいない状態でした。
この部分も、いない状態は寂しくなかったですか?
いなくて良かったと思ってましたか?
いなくて寂しくて辛い心も
反対に、いなくてせいせいする心も
現在の旦那さんで同じ心のクセを再現してしまっていませんか。
心のクセは、見つけて癒してあげるといいです。
ここでは、イメージの中でお父さんに伝えられなかった気持ちを言ってみてください。
どんな思いが出てきますか?
気持ちを抑え過ぎて、涙が出てくるなら泣いてください。
悔しくて、そんなこと言えないと思うなら、「そうだよね、言えないよね」と自分に声をかけてあげてください。
イメージが沸かない時には、お弟子カウンセラーを頼ってみてくださいね。
カウンセラーを父親役に見立てて話をすることでも気持ちがスッと癒されることもあります。
旦那さんとの関係の前に、お父さんとの関係性を見直してみてくださいね。
<親との関係を整理する3ステップワーク>
◼︎子どもの頃の記憶を思い出す
– お父さん(お母さん)はどんな人だった?
– 好きだったところ、嫌だったところは?
◼︎本当はこうしてほしかった、を考える
– もっと○○してほしかった
– 本当は○○と言ってほしかった
◼︎いまの自分からお父さん(お母さん)に手紙を書くように言葉をかける
– 「あの時、私は○○って思ってたよ」
– 「あの言葉、ちょっと寂しかったな」
ワークは、静かなところで時間を取って取り組んでみてください。
最後に
信じることが難しい時ほど、心は「安心したい」と願ってます。
その声に耳を傾けてあげることが、信頼を取り戻す第一歩。
父との関係を癒すことは、夫との関係を整える近道でもあります。
焦らず、ゆっくりで大丈夫なので、お試しください。
お読みくださりありがとうございます。
ご参考くださったら嬉しいです。
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はくじひろ
HAKUg|sHIRO
Xにて情報発信しています ▶️ @sHIRO_HAKUg
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【経歴】
アパレル勤務
IT関連企業にてWebディレクター・プロデューサー
制作会社にてフォトSTUDIOマネージャー/イベント制作・運営
(就職氷河期世代、転職6回)
【資格】
産業カウンセラー
メンタルトレーナー
マスター・アートワークセラピスト
AAフリーダイビング1st取得フリーダイバー
40代で、やりたいことを追求する人生にシフトチェンジ。
ただ今フリーランスで心理相談師&アートカウンセラー。
「人生をクリエイトする」を体現中。
