
こんにちは。
自分らしい人生を進むために
魅力や価値を伝え続けるカウンセラー
はくじひろです。
ココロノマルシェのご相談に回答いたしました。
*ココロノマルシェとは、根本裕幸氏「お弟子さん制度」を卒業したカウンセラーが、皆様のお悩みにお答えするサイトです。どなたでも無料でご利用いただけます。
たまごさんさんからのご相談です。(相談文はこちら)
好き同士で別れた彼氏が忘れられない
たまご
別れた理由は彼からのDVです。半年付き合ってこれまで3度ありました。最初の2回は私から手を出しました。
彼は過去に虐待を受けていて、前の結婚の時の交際時でも同じような関係だったようです。後半は落ち着いていたみたいですが、最後に急に離婚を言い渡されてから本気の交際はしていなく、私が人生で一番好きになった人って言ってくれました。
私自身も、ビンタなどは母から小さい頃からありました。両親の仲が悪かったのと長女だったこともあり、幼いながらに自己否定と空気を読む習慣がつきました。私の家庭には、温かみもあったので彼の環境とは少し違うと思います。
私は彼のような関係が2度続いています。前の人とはお別れの際、気持ちも残らずすんなり別れられました。今の彼は、事の直後に絶対別れたくないと言っていた彼がしてはいけないことをしてしまったから別れようと言いました。それまでも何度も別れたり戻ったり繰り返していたけど、私も彼も別れたくないけど引き止められないような感じでした。
最後に会った時、引き留めたけど彼は話の途中でいなくなりました。そして、家から2人の為と購入していた10万円くらいのものを彼が無断で持ち出していたことがわかり、私は激怒して最後にLINEで責めてしまいました。
彼曰く、もっと高い初期費用を彼が払って出ていくからということでした。謝っていたけど、煮え切らなくて被害届も出す、彼のお母さんに今回のことを言うと脅してしまいました。
家に帰ると、その物が玄関前に置かれていて全てのつながりがブロックされていました。
それから2週間ほど、メールもしてみましたが返信はありません。彼の気持ちもわかります。
数日後に彼が恩返しできなくて本当にごめんとかいた手紙を見つけました。最後に出る前に家の中の修理をしていたくれたことにも気がつきました。
私はとにかく変わりたいと、カウンセリングを受けて色々調べている毎日です。暴力はダメなのはわかりますが、その時から私は彼が怖いと言うより、何かを恐れている子供のようにしか見えず、そこまで追い込んでしまう自分の怒り方も変えないといけないなと思っています。
回避型で理解不能な行動も多くある、私の不安が刺激されやすい相手でもあった反面、お互いに心を許せて好きな旅や食事、運動を楽しめる、最高なパートナーの部分もありました。
彼といることで、過去の傷ついた事で難しいと思っていたパートナーシップがお互いに叶うことができるかもしれないと思っていました。
彼もカウンセリングに通うと別れる際言っていたのですが、このままお互い1人で向き合った後戻って新しい関係性を構築することはできるでしょうか?
私はこの状況で自分に集中しよう、と思いつつも彼を好きでなくなることが想像つかないです。
これを機に心のことや過去のことに向き合いたいです。
彼との関係を築きたい、パートナーシップをより良くしたい。
誰もがそう願うものですよね。
たまごさんも過去の経験や彼の生い立ちと向き合うことで、
何か先に進もうとする決意が感じられました。
DVや暴力についてはその程度はあるものの、離れることが良いと思われます。
たまごさんは、現在離れているということで、
自分と向き合うことと自分を癒すための時間を得られているんだと思います。
たまごさんにとって、この離れている間に、
自分自身とどう向き合うと良いのかをお伝えできればと思います。
“同じ傷”が引き寄せ合う、その理由
彼がトラウマサバイバー(被虐待者)であると、
心に大きな傷を持ちながらも今まで生き抜いてきたんだと思います。
その傷の深さを、他者が理解するのは難しいものです。
たまごさんも、幼少期からハードモードを経験し、家に居場所を作るために
>自己否定と空気を読む習慣がつきました
こうして、自分を守りながら日々を送っていたんだと思います。
親の不仲を見て心を痛めていたならば、
何もできない自分が嫌になってしまうことがあります。
母の叱責は「自分のせい」だと思ってしまうと、
やり場のない怒りを抑えながらも、空気を読む力がついてしまいます。
自分の責任と思えば思うほど、その場をどうにかしようと思うのも無理はありません。
>私の家庭には、温かみもあった
それでも、温かみの記憶を持ってそれを受け入れているのは、
大人になったたまごさんが過去をしっかりと捉え直しができているんだと感じました。
苦しい環境だったけど、それだけではなかったことを理解できていると被害者意識から解放されていると思うんです。
そうすると、彼の気持ちや傷を少し理解できます。
普通の家庭で育った人よりも彼の気持ちに寄り添えたのではないでしょうか。
同じような傷を持っている相手には、共感したり惹かれあったりするので、
彼もたまごさんに心を許して幼少期のことを話せたと思うのです。
人は、自分のことを分かって欲しいと願います。
それを受け止めてくれそうな人に心を許します。
そして、多くを語らずとも理解を示してくれた人に対して、
その傷に触れずとも分かってもらえるものだと期待をしてしまうこともあります。
この人なら全部を受け止めてくれるかもしれない、
って期待を持ってしまうんですよね。
回避型で不安傾向の方はこの狭間で揺れることがあります。
今まで誰も信用しなかった、信用できる人なんていなかった(疑心暗鬼)
もしかしたらこの人なら・・・。(期待)
でもまた裏切られるかもしれない(自信喪失)
信じてみようかな(再び期待)
やっぱり信用できない。その証拠に・・・(不信)
こんな思考が右往左往し、行動もチグハグなことになりやすいでしょう。
怒りの裏にある“過去の感情”に気づいていますか?
お互いに意識の上では心が通じあうし、共感を得られます。
ただ、無意識レベルで関係を壊すような反応が出てしまうものです。
無意識レベルの反応とは、たまごさんのご相談文より2つありそうですね。
>何かを恐れている子供のようにしか見えず、そこまで追い込んでしまう自分の怒り方も変えないといけない
>半年付き合ってこれまで3度ありました。最初の2回は私から手を出しました。
子供の頃の彼は、
痛みにずっと耐えていたんだと思うんです。
なので、追い込まれるほどのたまごさんの怒りにもなんとか耐えよう、
我慢しようと思っていたんではないでしょうか。
でも、耐えきれなかった。
(この表現、たまごさんにとってはちょっと心苦しいかもしれません)
次にたまごさん、彼を追い込むほどの怒りを感じたんだと思うんです。
衝動的な行動に出てしまった2回、何に反応してしまったのでしょうか。
ここで感じている怒りは彼に向けられた感情なのですが、
たまごさんが子供の頃に感じていた親への怒りと同質であるかもしれません。
あるいは、自分自身への怒りかもしれません。
抑えていた感情は外に出てたくて、現実にその感情を味わう出来事を起こします。
私の話を聞いてよ
なんで分かってくれないの
私は悪くない
そんな思いが過去に取り残されているかもしれません。
向き合うのはこの部分、過去の感情です。
頬に感じる痛みで、この思いを吐き出すのを歯を食いしばって我慢したのかもしれません。
その時の怒りや悲しみを、彼なら受け止めてくれるかもしれない、
そんな風に思ってしまうこともあります。
そして、立場の逆転も起きてしまいます。
彼も、たまごさんなら受け止めてくれるんじゃないか、と。
罪悪感を超えて愛を育むには、“自分軸の安心感”が必要
お互いに過去の傷をぶつけ合い、受け止め合う。
同時に、ぶつけてしまうことでそれぞれが大きな罪悪感を持ってしまいます。
相手を傷つけてしまうという罪悪感を持ったままでは、互いに近づけません。
ではどうするかというと、たまごさんが彼の心の拠り所、安心安全の場となることです。
誰かの安心安全の場となること、
つまり相手に安心感を与えるには、
まずは自分自身の中に安定した安心感を持つことが大切です。
心理学では、心の拠り所となる環境や存在を安全基地と呼びます
過去に感じた怒りを癒すこと
そのためには過去を振り返り、捉え直しをすること
日々の生活で、どんなことに反応し怒りを感じるのかを知ること
文章からは「何」に反応してしまったのかは分からなかったのですが、
反応とは感じたくない感情を自己防衛するために、
反射的に怒りとして表現されたのではないでしょうか。
どんな感情が怖ったんでしょうか。
1人で向き合う怖さや怒りは、ブレーキが掛かります。感じたくないですしね。
カウンセリングも利用されてくださいね。
また、ノートに書き出すこともしてみてください。
同じ言葉の繰り返しでも、何度も繰り返すことで、
心の奥に隠れていた「怯え」がポンっと出てくることもあります。
向き合うことは、なかなかの壁になるかもしれません。
それでも向き合うことで、たまごさんの心が自由になり、
自分に対しても偽らずに優しくなれます。
誰かのとの関係を変えようとする時、
反応に対する行動を変えることで変化が生まれます
反応は無意識です。
これを意識できるようになると、それに合わせた行動を取れるようになりますよ。
新たな関係性の第一歩となります。
(意識するには、書く、話すの言語化がベスト)
そのためには、自分と向き合い自己理解を進めることが大切です。
こうすることで、彼の言動に不安や怒りを感じず(または感じても、自己処理できる)、冷静な行動を取ることができます。
回避傾向のある方は、
人を信頼できず、裏切られるんじゃないかという不安でいっぱいです。
信頼に値する態度と裏切らないという姿勢を見せ続けることで、
相手に安心感を与えられるようになりますよ。
最後に
傷つけてしまったこと、傷つけられたこと。
どちらも簡単には消えないけれど、
その想いに向き合おうとする姿勢こそが、強さに変わります。
過去の反応に気づき、癒し、手放していくことで、
「愛し方」そのものを変えていけるはず。
焦らず、ゆっくりと。自分の心を抱きしめながら、未来に向かって歩んでいきましょう。
お読みくださりありがとうございます。
ご参考くださったら嬉しいです。
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はくじひろ
HAKUg|sHIRO
Xにて情報発信しています ▶️ @sHIRO_HAKUg
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【経歴】
アパレル勤務
IT関連企業にてWebディレクター・プロデューサー
制作会社にてフォトSTUDIOマネージャー/イベント制作・運営
(就職氷河期世代、転職6回)
【資格】
産業カウンセラー
メンタルトレーナー
マスター・アートワークセラピスト
AAフリーダイビング1st取得フリーダイバー
40代で、やりたいことを追求する人生にシフトチェンジ。
ただ今フリーランスで心理相談師&アートカウンセラー。
「人生をクリエイトする」を体現中。
