【ご相談】苦手な人が教えてくれるシャドウの正体

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まいさんからのご相談です。(相談文はこちら

シャドウを受け入れるのか辛い

こんにちは
今日はシャドウについてご相談をさせて下さい。ここ数年、人生の様々なことがまるで上手くいかなくなりました。
そんな中、自分のシャドウ的人物に出会うことが増えました。どうしても嫌だなぁと距離を起きたくなる人々です。
その人たちの特徴とは、自己中心的、感情まかせの言動、陰険、上から目線、高飛車、冷酷、少し病んでいるようにみえます。
以前にマルシェ所属のカウンセラーさんのセッションを受けたことから、幼少期の家族関係からヒントも得ることができ、そこから数年かかってしまいましたが、それらの嫌いな要素は全て自分にもあると思うに至りました。
どことはいえませんが、確かに自分ってそういうところがあって、人前では押し殺しているのかもしれないです。(なので時々「ミステリアスですね」と言われたりもします。)

心の奥に押し込めることになった経緯も、幼い自分には仕方がないことだったなぁと思います。

ですが、認めることは想像以上に難しく、自分はなんて嫌なやつなのかと自己嫌悪に陥ったり、気づきを得たにもかかわらず、いつのまにか、自分はわがままではないっ!と強く考えていたり、他人を批判してしまうのです。

それまでの自分は、穏やかで落ち着いた人、おっとりで優しい感じなど、今でも社会の中での他者評価はそんなふうです。

自分では優しく強い、賢い、清い人になりたいと思い続けてきたのですからお恥ずかしい。

だけども、そうではない要素があることを認めて、一体自分とは何なのかな?と混乱したり、自己嫌悪に落ちてしまいます。

今は就活をしているのですが、面接で自分を表現していても、どこか相手に嘘をついている気持ちになってしまいます。経営者さんに気に入っていただけたのに、人間関係に疲れて離職をしてしまいました。

以前受けたカウンセリングでは、私のシャドウの持つ良い面として、感情まかせ=感性豊か、わがまま=リーダーシップと教えていただいたのですが、今はほとんど活かすことができていないと思います。

こんな私に、何かアドバイスをくださりましたら嬉しいです。どうかよろしくお願いします。


シャドウと向き合わなければならない、と思うと苦しくなりますよね。
でも、その“ねばならない”も、もしかすると心のクセかもしれません。


シャドウって概念なんです。
言葉通りに受け入れられると、気にならなくなる
または、周囲に自分のシャドウを投影する人物が少なくなってくる
そんなことが起きます。

シャドウを受け入れるってなんなの?
それからシャドウを捉える「視点」についてお伝えしてみます。



◼︎シャドウについて

シャドウとは、自分の中で「これはダメ」と禁止してきた側面のこと。
それが無意識に押し込められている状態です。

ここでは「自分の意識の中」というのがポイントです。

例えば常識的なこと
「嘘はダメ」
と誰もが禁じているルールまでもシャドウにしてしまうと

「嘘を吐こうとしている私がいる・・・」
と考えてしまいより辛くなります。

つまり今までの経験の中で意識されるようになったこと、なんですね。
シャドウとは「悪い自分」を受け入れることではないですからね。




◼︎距離を保つは境界線であり、センサー

シャドウの話を深める前に
自己認識を正確に知ることは大事です。

>どうしても嫌だなぁと距離を置きたくなる人々です。

嫌と感じるセンサーも距離を置くのも必要です。
自分の心を乱す対象に、わざわざ近づかなくてもいいのです。
距離を置けるのであれば、そうしてください。自分を守るための手段です。
きっとまいさんは、その対処ができているのではないでしょうか。


ただ、距離を置いたのにも関わらず、何度も同じタイプの人がまた寄ってきたり、関わることになってしまうことが続くならば、それを呼び起こしている感情が「シャドウ」です。
(同じ人≠同じタイプの人)

◼︎あなたのシャドウとは

そしてまいさんの理想の人物像は

>自分では優しく強い、賢い、清い人になりたいと思い続けてきた

そして周囲へも穏やかな印象を与えているようですね。
自分自身がそうなりたいと立ち振る舞いや言動に意識を向けていれば必ずその通りになります。
文章からもまいさんが優しく清い人なのだと感じられます。

>どうしても嫌だなぁと距離を起きたくなる人々です。
その人たちの特徴とは、自己中心的、感情まかせの言動、陰険、上から目線、高飛車、冷酷、少し病んでいるようにみえます。

一方で、
優しい人であるためには冷酷であってはいけない
強い人ならば病んではならない
賢い人であるなら感情にまかせはいけない
清い人ならば高飛車な態度はいけない

このように理想を叶えるために、禁止した態度が「シャドウ」となります。


もしかすると最初に理想があったわけではなく
かつて
陰険、上から目線、高飛車、冷酷などの行動をしている人を見て
「そんな人にはなりたくない、なってはいけない」
と禁止したことで「理想像」が生まれたのかもしれません。

そして、その態度を表現する人が周囲に現れると自分の中の「シャドウ」が刺激されます。


自分に「シャドウ」の要素があるのではなく
自分の中で禁止した要素が「シャドウ」なんです。


微妙なニュアンスです。

もうちょっと簡単に言うと
「ああ、私の中の悪いシャドウが出てこようとしている。穢らわしい」のではなく
「あなたはシャドウなんだから絶対表に出てこないでね!」と私が拒んでいるんです。

少しややこしいですよね。でもポイントはシンプルです。

シャドウを悪いものだと認識したのは「私」なんですね。

次に「視点」の話をします。

◼︎視点を変えた次は視座を上げる

「あなたはシャドウなんだから絶対表に出てこないでね!
とシャドウを拒んで悪者にしてしまったのは「私」の「視点」です。

>その人たちの特徴とは、自己中心的、感情まかせの言動、陰険、上から目線、高飛車、冷酷、少し病んでいるようにみえます。

これらの特徴は、まいさんの視点から見た特徴ですね。
(実際に、高飛車で冷酷な人がいたら、ワタクシでも近づきたくないのですが)

例えば、その「高飛車で冷酷な人」は周囲からどのような評判でしょうか?
その友達はどんな人たちですか?その人の家族はどんな人でしょうか?

もしかしたら、「高飛車で冷酷な人」の仲間はもっと「高飛車で冷酷な人」かもしれません。
時には「ツンデレ」として、ある一定の層には好まれているかもしれません。

冷静で分析肌の人にも、このように見られてしまう方も多いので、
実は仕事ができるタイプで人望があるかもしれません。

シャドウの要素と真正面から向き合うと辛いのですが、
異なる側面から見ると違うものが見えてくることがあります。

(もし、その苦手な人から嫌がらせを受けているならば、この視点の変更が難しいので「シャドウ」の話として捉えてください)

カウンセラーさんから言われた

>シャドウの持つ良い面として、感情まかせ=感性豊か、わがまま=リーダーシップと教えていただいた

こちらも「視点」を変えたことによるものですね。

ただ「視点」を変えただけではまだ納得できなこともあるんです。
その場合は一歩引いて自分を見ること。


誰もが「思い込み」を持っていてます。
まずはこの思い込みを外して
こんな自問をしてはどうでしょうか

自己中心的、感情まかせの言動、陰険、上から目線、高飛車、冷酷、少し病んでいる
これらを「悪いこと」と思ったのはどうしてでしょうか。
それは、いつどんな時でしたか。

冷酷な人を見て、あんな風にはなりたくないと思った
誰かから冷たい態度を取られて、自分はそうしてはいけないと心に誓った
冷酷な対応を受けて、バカにされたような悔しさを感じた

幼少期を振り返った時に、すでに考えたことかもしれません。
ネガティブなものと向き合うのは、心にも負担がかかるのでしんどくなります。

過去に「冷酷」な経験をすると、出来事そのものの記憶よりも
強く感じた思いが心に刻まれます。

私たちには、喜怒哀楽の他にもさまざまな感情があります。
それにまつわる思いも人それぞれです。

「あなたはシャドウなんだから絶対表に出てこないでね!」と心の奥に閉じ込めてしまったのは本当に陰険で高飛車で冷酷なものたちなのでしょうか。
刺激を受けないようにサインを出している可能性もあります。

1ミリでもそのネガティブな要素が出てきてしまいそうな自分を嫌っていたりしないでしょうか

どんなに優しい人でも
「あの人の横暴な態度に腹が立って、思わずイヤ!って言っちゃった」

時には、声を荒らげることが必要な場面もあります。

シャドウを受け入れるとは、「そんな一面も私にはあるかもしれない」と認めることです。

シャドウは悪いものではないんです。
自分を守ってくれる力を持っています。

シャドウを刺激する人が現れた時、苦手なその人ではなく

どうして私はこのような態度が嫌なのだろう
と自分の気持ちを探ってみてください。

嫌いな人に出会ったときほど、「自分の大切な価値観がどこにあるか」を教えてくれるサインでもあります。

まいさんにも、シャドウが気にならなくなる日が訪れますよ。

最後に

シャドウは、悪い自分ではありません。

あなたがかつて、自分を守るために禁止した一部です。

だからこそ、無理に好きになる必要もありません。
ただ、「そんな一面もあるかもしれない」と認めること。

それだけで、少しずつ苦しさは軽くなっていきます。

お読みくださりありがとうございます。
ご参考くださったら嬉しいです。

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はくじひろ
HAKUg|sHIRO

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【経歴】
アパレル勤務
IT関連企業にてWebディレクター・プロデューサー
制作会社にてフォトSTUDIOマネージャー/イベント制作・運営
(就職氷河期世代、転職6回)

【資格】
産業カウンセラー
メンタルトレーナー
マスター・アートワークセラピスト
AAフリーダイビング1st取得フリーダイバー

40代で、やりたいことを追求する人生にシフトチェンジ。
ただ今フリーランスで心理相談師&アートカウンセラー。
「人生をクリエイトする」を体現中。