「感情を感じない」ことに自覚がない|心の麻痺と回復のリハビリ

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こんにちは。

自分らしい人生を進むために
魅力や価値を伝え続けるカウンセラー
はくじひろです。

前回、言葉がけによって「思い込み」が強化されて
「薬指」が動かなくなることを長々と説明してみたのですが、

🔽 前回はこちら
どうやって「脳を騙せる」のか|思い込みと習慣の自愛のリハビリ


目に見えない心の中でも同じように、動かなくなったり、機能しなくなるものがあります。

それが「感情」です。


今回は「感情」を「薬指」に喩えてお伝えしてみます。

「薬指」が長い間、固定され続けると感覚がなくなり”麻痺”してしまいます。
寒さの中に晒され、冷えすぎて手がかじかんでしまうと暖かさや痛みを感じにくくなる経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。


「感情(=心)」も感じにくくなったり、麻痺することがあります。

麻痺してしまった「薬指」を、

もう元には戻らない
この先も動かないままだ


そう思い込んでしまうとまるで暗示にかかったように動かなくなります。

以前は動いてたのに、もう動かない
動かせていたときのことなんてもう思い出せない

このような心理的メカニズムが「感情」にも作用します。

では、
どのような時に「感情」が麻痺してしまうのか。

辛くて泣くと、怒られる
甘えると、怒られる
嬉しいと喜ぶと、怒られる
失敗すると、怒られる
できないと言うと、怒られる
一人でやると、怒られる


喜怒哀楽の様々な感情を出しても、
返ってくる反応が「怒り」だけであった場合に、感情は育ちません。
「怒り」に晒され続けて感情は表現の場を失って麻痺します。
表現した感情に合わせて、適切に受け取ってもらえたと感じると安心感を得られます。


怒りの他にも罵る、罵倒する、責められる、無視される、否定される、などもあって、感情の自由を奪ってしまう反応が長い期間続くと、麻痺の度合いも強くなります。

人は誰もが「愛されたい」「繋がりたい」思いを本能的に持っています。
特に小さな子供は、本能のまま無邪気にこの思いを全身で表現します。

小さな子供の頃に自分の思いを「感情」に乗せて出すと怒られる経験を繰り返すと、
「感情」を出すことは「危険」だと思い込んでしまうんです。

感情を出すと安全ではない
感情を出すと叱られる(罰せられる)

つまり

「感情」を出さない=自己防衛=安全=正しい

大人になってからも思い込みは抜けません。


むしろ自己防衛や安全であると思い込んでいたプロセスがショートカットされ、
正しいことだと誤認してしまいます。

「感情」を出さないこと=正しい

このように理解してしまうと

感情を出すなんて、間違ってる。
そうやって“感じること”にすらブレーキがかかるようになります。


「感情」を出す=間違い → 感情を出してはならない
と心に刻み込んでしまいます。


ここまでくると
「感情を出していい」「怒ったり、泣いたりしていい」と言われても
「それは間違っている」という思いが強すぎて、
感情を出すことができなくなってしまいます。

さらに「危険だ」と認識している時には、
感じることすらできなくなっている場合もあります。

「感情」を出す=危険 → 感情を感じてはならない


適切に出せなくなった感情を出すためには、感情を感じるリハビリから始めます。

「感情」のリハビリも「薬指」と同じです。


「薬指」を使うのは危険だ、使ってはならないと思い込んでいると、
麻痺した「薬指」は感覚もなくなり、存在しているのに「ない」ものと認識されます。

でも「ない」と思っているのも自分だけです。周囲の人からは
「薬指」があるのにどうして使わないのだろう?
「薬指」があるのにどうして「ない」と言うのだろう?

なんて不思議がられます。

「感情」に置き換えると、

怒ってもいい時に怒れない
楽しんでいるのに「楽しい?」と聞かれてしまう

このようなズレを生み出しているかもしれません。


では、麻痺した「薬指」をもう一度動かすにはどうしたらいいのでしょうか。
本当に麻痺した「薬指」を動かすには
「薬指」に触れて、さすったり温めたり、まずは温度を感じるところから始めます。

動かす時も、右手を使って伸ばしたり、揉んだりしながら感覚を通して少しづつ動かします。

さて、「感情(=心)」も同じです。
温度や感覚を感じるところから少しづつです。

日常の中で、
「あれ?今自分はどんな感情を感じたんだろう?」
「今、ちょっとイラッとした(かも)」
「感情」を感じている自分をサポートしてあげます。


その後、身体への感覚がやってくることに気が付きます。

イラッとした時、ちょっと胸が苦しくなる
安心を感じるとお腹の辺りが軽くなる

こんな感じで身体的な感覚を感じながら、実況中継することで再び「感情」を感じられるようになります。

人によっては、過去を振り返りながら、
その時に感じられなかった感情を感じ直すことも有効です。

ここまで来てようやく
「感情を出していい」
「怒ったり、泣いたりしていい」

これらの言葉が、心にスッと入ってくるようになります。

麻痺を解くリハビリには時間がかかりますが、
もしリハビリが必要だと思った時には参考にしてみてください。

お読みくださりありがとうございます。

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はくじひろ
HAKUg|sHIRO

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【経歴】
アパレル勤務
IT関連企業にてWebディレクター・プロデューサー
制作会社にてフォトSTUDIOマネージャー/イベント制作・運営
(就職氷河期世代、転職6回)

【資格】
産業カウンセラー
メンタルトレーナー
マスター・アートワークセラピスト
AAフリーダイビング1st取得フリーダイバー

40代で、やりたいことを追求する人生にシフトチェンジ。
ただ今フリーランスで心理相談師&アートカウンセラー。
「人生をクリエイトする」を体現中。